迷走・混迷する築地⇒豊洲移転問題の深層

築地の現在地売却で1兆円単位の巨額の浮利を得ようとマネーロンダリング的発想でスタートした東京都中央卸売市場の「移転問題」。
豊洲の予定地は売主の東京ガスが買主の東京都に対し、「築地市場の豊洲移転は、基本的に受け入れ難い」と文書で「警告」を発していた場所です。

2007年から問題視してきた田中康夫は、交番、カラオケと並んで今や世界用語となった「TSUKIJI」の場内・場外市場を、フィッシャーマンズワーフとして再生してこそ、国民1人当たりの魚介類消費量がアメリカの3倍の、海洋立国ニッポンに相応しいと提言し続けてきました。

「狭い・古い・汚い」とディスられる東京都中央卸売市場。
が、渋谷駅並びに周辺では電車の運行や百貨店の営業を続けながら、日本のゼネコン＝ゼネラルコントラクターの技術の粋を集めて大改造が進行中。
現在地での築地再興が出来ない訳がありません！

その発言と行動をアーカイヴとして纏めてみました。

９月２８日にニコニコ生放送田中康夫の「あとは自分で考えなさい。」でも触れた
石炭を原料に１日２００万㎥の都市ガスを２０年間、製造していた豊洲ガス埠頭の
「衝撃的な写真」はこちら
「写真で見る『豊洲埠頭』きのう・今日・あした」東京みなと館企画展示写真展
https://www.tokyoport.or.jp/43pdf_04.pdf
東京港アーカイブ　一般社団法人東京都港湾振興協会HP
https://www.tokyoport.or.jp/43minatokan0103.htm

16/10月号田中康夫の新ニッポン論㊵「Tsukiji Fish Market」◆月刊VERDAD-ベルダ

11月26日付「朝日新聞」の「耕論」が「いま五輪レガシーとは」を特集。「既存の場に価値生み出せ」と題して語りました。

これまでのアクション

浅田彰氏との流浪の連載対談「憂国呆談」が、月刊「ソトコト」に河岸を移して再開した第1回（2007年12月号）で既に、「築地移転問題と賞味期限切れ」と題して2人で語っています。

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http://www.sotokoto.net/jp/talk/index.php?id=1&page=2

ソトコトアーカイヴ　https://tanakayasuo.me/archives/category/sotokoto

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売主の東京ガスが東京都に対して「築地市場の豊洲移転は、基本的に受け入れ難い」「豊洲用地は（20年に亘って石炭を原料として都市ガスを製造していた）工場跡地であり、土壌処理や地中埋設物の撤去等が必要」「大変な改善費用を要する」と2000年に「警告」した文書を引用して、「新党日本」NEWS 2007年Vol．2でも特集を組んでいます。

PDF >>> http://nippon-dream.com/archives/PDF/NEWS_Vol_2_4.pdf

新党日本NEWS 2007 vol.2など >>> http://nippon-dream.com/archives/panfu_2.htm

更にさかのぼって同年春には

「『情報公開』は目的にあらず」と題して「日刊ゲンダイ」連載「奇っ怪ニッポン」2007年3月15日付で

>>> http://nippon-dream.com/archives/4_kikai2007.htm#78

2007年10月11日付でも「海を愛する慎ちゃんの無謀な築地市場移転計画」と題して寄稿しています。

>>> http://nippon-dream.com/archives/4_kikai2007.htm#99

参議院国土交通委員会では2008年3月27日に築地移転問題の質疑を行っています。

30分間に亘る質疑の動画