田中康夫の新ニッポン論

19/4月号 田中康夫の新ニッポン論69「憎まれっ子世に憚る」◆月刊VERDAD-ベルダ

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2020年8月4日~16日まで
腸閉塞で東京慈恵会医科大学附属病院に入院しました。
入院中に撮影したレントゲン、病院食etc.
以下の連続Tweetでご確認頂けます。
https://twitter.com/loveyassy/status/1291693074276466688

https://twitter.com/loveyassy/status/1294979775597969414
近日中に1999年秋の欧州旅行中の血尿で発覚した膀胱腫瘍との闘いから
今回の腸閉塞に至る「万病息災」な病歴を纏めて解説する予定です。

19/4月号 田中康夫の新ニッポン論69「憎まれっ子世に憚る」

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https://tanakayasuo.me/wp-content/uploads/2019/03/fd92cffe69ca4a785f110179ceddb8f9.pdf

本文原稿はこちらをクリックすると全文が表示されます。

世の中の「建前」に縋(すが)って生きる人々からすれば、文字通り「満身創痍(まんしんそうい)」と呼び得るでしょう。

休刊中の『噂の眞相』で「東京ペログリ日記」を連載する遙か以前から、何事も包み隠さず「ガラス張り」であってこそストレスフリー、と言行一致な「本音」で歩んできた当人は、身体のみならず企業や国家等の組織、河川や森林等の自然も、「早期発見・早期治療」を心掛けてこそ持続可能な「無病息災(むびょうそくさい)」との信念を抱きます。

この4月に63歳の誕生日を迎える小生は3月末、人工股関節全置換術(じんこうこかんせつ・ぜんちかんじゅつ)を東京慈恵会医科大学附属病院で受けました。2011年の左脚に続いて右脚に。前回は衆議院議員を務めていた地元の兵庫県立尼崎病院で、関西医科大学の医師が執刀医でした。高齢化社会ならぬ超高齢社会では一般的な手術。ジョージ・W・ブッシュ氏も両脚を入れ替えています。

甲状腺が胎児期に生成される過程で一時的に機能する甲状舌管(こうじょうぜっかん)は年齢と共に通常は消失します。10万人に1人の割合で腫瘤(しゅりゅう)となって残った小生は2013年、正中頸嚢胞(せいちゅうけいのうほう)の切除術を受けました。

6時間に亘る膀胱全摘除(ぜんてきじょ)術+回腸(かいちょう)新膀胱造設術を長野市民病院で受けたのは、賛成44人・反対5人・欠席11人で不信任決議を突き付けられ、敗戦記念日の8月15日告示・9月1日の防災の日が投票日だった出直し知事選から1年半後の2003年12月25日。「ウロバッグ」を体外装着する従来型と異なり、日常生活に不都合が生じぬ手術。膀胱と前立腺を摘出。60cm切除した小腸を縫合・新しい膀胱を同じ場所に設けます。

現在は妻の惠がW嬢の符牒(ふちょう)でPG日記に登場の1999年10月に旅行先のミラノとバーゼルで血尿。出身校の新潟大学医学部に勤務していた妹の紹介で、恩賜財団済生会新潟第二病院で経尿道(けいにょうどう)的膀胱腫瘍(しゅよう)切除術を計4回。内視鏡で腫瘍を焼き切る手術。

翌2000年10月26日の県知事就任に伴い転院し、2003年の摘除術まで切除術を計2回。何れも全身麻酔。併せて新潟時代から、生理食塩水に溶解したBCG=ウシ型弱毒結核菌をカテーテルで膀胱に注入し、薬剤を膀胱内部に接触させる激痛を伴う治療も複数回経験しました。

都合3回の自動車全損事故の初回は1983年10月12日。軽井沢の自宅から帰路の大雨の早朝に関越自動車道と目白通りの三軒寺(さんげんでら)交差点。ハイドロプレーニング現象で制動が利かず、信号機に激突。救急搬送された病院で左膝を二重に腱縫合(けんほうごう)術。田中角栄氏第一審判決前日でニュースが少なかった為もあってか、一般紙・スポーツ紙で報じられました。

2008年には網膜剥離(もうまくはくり)。全国戦没者追悼式参列後に自室で原稿に呻吟(しんぎん)中に左目が万華鏡の如き状態に。通常は硝子体(しょうしたい)手術なるも9割近くが剥離。医師の機転で、古い術式の強膜バックリング術を敢えて最初に。眼球が大きいが故に数日後に部分的に再び剥離した後に硝子体手術で完治しました。

皆さまのNHK正午のニュースで田中知事緊急手術と全国放送されたのが、2001年4月に11日間入院の右下肢(みぎかし)蜂窩織炎(ほうかしきえん)。ひっかき傷の開口部からメチシリン耐性黄色ブドウ球菌が侵入。スポーツの際に痛みや腫れを生じた際には侮る勿れ。判断が遅ければ血液を通じて脳や心臓に拡大、死に至る厄介な細菌感染症です。

小学2年で扁桃腺(へんとうせん)摘出術、中学3年で虫垂炎切除術。2010年の鼠径(そけい)ヘルニア摘出術も含めて、自慢にもなりませんが全身麻酔計13回、部分麻酔計5回の小生は胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査を年1回励行。幸いに年2回の血液検査・尿検査の数値は何れも基準値内。“憎まれっ子 世に憚(はばか)る”「早期発見・早期治療」の哲学です。

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参考資料

人工股関節全置換術で東京慈恵会医科大学附属病院に入院中の2019年3月、
「万病息災」に関して浅田彰氏と語り合った「憂国呆談」「ソトコト」2019年6月号
デジタル版ソトコトOnline
https://sotokoto-online.jp/156
その他の資料も含めたサイト
https://tanakayasuo.me/archives/24597

入院直前に収録した田中康夫の「だから、言わんこっちゃない!」

3月24日 Vol.500 『「憎まれっ子世に憚(はばか)る」第1弾 Ya‘ssyは明日13回目の全身麻酔で手術なのだ!』
https://tanakayasuo.me/youtube#Vol500_1_Yassy13

計3回の全損事故に言及している『サンデー毎日』寄稿「人間性回復の為のクルマ文化論」
「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR ,NO LIFE」2016年11月9日の文字起こしへもリンクしています。
https://tanakayasuo.me/archives/20985

3月25日Vol.501『憎まれっ子世に憚(はばか)る」第2弾 今週末は「『噂の眞相』岡留安則を賑やかに送る会」なのだ!』
https://tanakayasuo.me/youtube#Vol5012

蜂窩織炎(ほうかしきえん)にご注意
https://hisakohara-lymphaticsurgery.jimdo.com/%E6%B2%BB%E7%99%82/%E8%9C%82%E7%AA%A9%E7%B9%94%E7%82%8E%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82/

ライム病と慢性疲労症候群や線維筋痛症の関係
https://www.markhouse-projects.com/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E7%97%85-%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%BE%8C%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E7%97%85%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4-%E6%85%A2%E6%80%A7%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E7%97%85/

• アヴリル・ラヴィーン、ライム病との闘い告白 問題提起も「たった1回の虫刺されが…」
https://www.oricon.co.jp/news/2119166/full/
アヴリル・ラヴィーン
http://www.sonymusic.co.jp/artist/avrillavigne/info/498806

Vol.499『1979年から今年は40年目! 下一桁が「9」の年は西洋も東洋も激変の1年なのだ!』
https://tanakayasuo.me/youtube#Vol499197940_91

4月23日 Vol.514『元通産官僚・飯塚幸三「閣下」の体調が最優先な島国ニッポン(涙) 「今後もルールに則り捜査を進める」と巧言する警視庁に頭が上がらず、 「強きを助け・弱きを挫く」誤送船団メディア記者クラブと運転免許を持とうとしない警察官僚の「リスクヘッジ」を解き明かす!』
https://tanakayasuo.me/youtube#Vol514

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