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VERDAD「田中康夫の新ニッポン論」Vol.109 「説明責任」

市立中学校の学校給食が未だに実現しない横浜市!

あろうことか民間事業者が市外の工場で製造するデリバリー弁当「ハマ弁」を、

学校給食法に基づく「給食」に位置付けています。

更には新たな製造工場建設を10~20年の長期契約で複数の事業者に持ち掛ける本末転倒振り。

地元「神奈川新聞」も「社説」で懸念を表明する事態に陥っています。

 

こうした市民不在な「横浜市政」の迷走振りに痺れを切らした有志が「YMM横浜みらいミーティング」を設立!

陳情型「署名活動」が主体だった従来型の市民運動とは異なる画期的な地平を切り拓くべく、

学校調理方式での温かい完全給食提供が市内全145校で実現可能であると独自に試算。

検証結果を掲載したフライヤーも配布しています。

 

中央政界では声高に「説明責任」を求める一方、

昨夏に音頭を取って誕生させた問題山積の「横浜市政」には黙して語らぬ立憲民主党と日本共産党。

その「説明放棄」振りを扱った「田中康夫の新ニッポン論Vol.109「説明責任」。

 

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立憲民主党推薦、日本共産党支援で昨夏に就任の横浜市長が「公約に掲げた市立中学校『全員給食』の実施方式を巡り」、「2026年度開始に向けて『デリバリー方式』の実現可能性」「への参入意欲がある事業者への聞き取り調査(サウンディング)」を進める横浜市。

学校調理方式を何故か端(はな)から除外。「ハマ弁」なる惹句(じゃっく)で知られる“冷たくて美味しくない”「デリバリー弁当」の「外食産業」既成事実化を目論むベクトルです。

これに対し、「組織の都合でなく人間の希望に根ざした行政のあり方」を求める「市民有志でつくる『YMM横浜みらいミーティング』が市内全145校分の実施方式を独自に試算」。「全校に対して学校調理方式での提供が可能とする検証結果を発表」。「横浜市立中『全員給食』 市民から提供方式再考求める声」との記事を「神奈川新聞」も掲載しました。

敷地が狭い学校には2階建て給食室。近接小学校の給食室で調理して運搬する親子式。自校調理可能な近接中学校で調理して運搬する兄弟式。それでも不足食数の大きい鶴見区・港北区の中学校は余力の大きい近接の青葉区の小学校から運搬。等々具体的提案。

市内在住の音楽評論家・高橋健太郎氏が代表を務めるYMMのフライヤーは、行政に対する陳情型「署名活動」が主体だった従来型市民運動とは異なり、理に叶(かな)った説得力を有します。

曰く、「横浜には土地がないというけれど、もっと土地がない東京都ですら9割以上の中学校が自校式。横浜にはお金がないというけれど、新たに土地調達や工場建設の必要がない学校調理方式は低コスト」。「中学校の給食室建設、小学校の給食室改修は、国から補助金も受けられます」。

参入希望10社が何(いず)れも現段階で市内に製造工場を有さず、新設する工場の契約期間は10~20年の長期を求め、施設整備の費用も自治体が負担する「デリバリー方式」に拘泥(こうでい)し、新規業者を募る横浜市への静かな異議申し立てです。

素(もと)より複数校の給食を一括調理して配送する「センター方式」から、各学校の給食室で調理する「自校方式」への転換こそ時代の趨勢(すうせい)。が、神奈川県下の公立中学校「完全給食」実施率は文部科学省調査(2018年5月)で44・7%と47都道府県で最も低い数値。東京都99・3%、千葉県100%とは比ぶべくもありません。

別(わ)けても昼食時間僅か15分の横浜市。民間事業者が市外の工場で生産したデリバリー弁当「ハマ弁」を、学校給食法に基づく給食に位置付けるも、遠くから運ぶから「おでん」の具すら冷たく、「美味しくない」と悪評紛々。利用率2割台に留まっています。

「デリバリー型での「全員喫食(きっしょく)」を目指すとしても、現在契約している委託業者4社の供給能力は40%程度」。「生徒や保護者が重視している「温かさ」についても対応が求められる」。「デリバリー型給食の満足度が低ければ、別方式での給食を求める声はくすぶることになる。生徒や保護者の思いにどう応えていくのか」。「神奈川新聞」も「社説」で憂慮する状況。

340万人のモンゴル、358万人の静岡県、362万人の四国4県より大きな人口377万人と日本最大の政令指定都市には不透明な問題が山積です。

内閣府発表の「地域経済循環図」で横浜市は循環率83・3%。全国から吸い上げる東京都の154・2%とは異なり、“市外への持ち出し”が目立ちます。本末転倒な弥縫(びほう)策とは異なる地域循環型の都市経営が求められる所以(ゆえん)。

中央政界では声高に「説明責任」を求める立憲、共産の両党は、横浜市政に於いてこそ経世済民(けいせいさいみん)の原点に立ち返り、「説明放棄」から脱却すべきではありますまいか。

 

市内すべての小中学校に管理栄養士の資格を有する栄養教諭を配置し、各校毎に独自の献立を提供、
保護者からの申告に基づき、11種類のアレルギー食材にも個別対応する芦屋市。
「子育てしたいまち 次世代を共に育むまちヨコハマ」との彼我の違いを述べる

「田中康夫の新ニッポン論」Vol.107「絵に描いた餅」

https://tanakayasuo.me/archives/33872
https://tanakayasuo.me/wp-content/uploads/2022/09/78479b7d69a839120c81be6ce99258f1.pdf

 

表面 https://drive.google.com/file/d/1GIyoB38UuVPKYu7yhDITmJJDmUU0BUuW/view?usp=share_link

裏面 https://drive.google.com/file/d/1xsq0ISUuddYpHI4_RocS_35zLJpi41W0/view?usp=share_link

 

横浜市の中学校給食は「学校調理方式」で可能です〜横浜みらいミーティングの検討結果 高橋健太郎代表

https://note.com/kentarotakahash/n/ne2f4fbb605bc

横浜みらいミーティングHP

https://ymmtg.blogspot.com/

横浜みらいミーティング ツイッター

https://twitter.com/ym_mtg_all

2022年11月13日 横浜みらいミーティング「横浜市の中学校給食はこのままデリバリー式全員制に進んでいいのか」シンポジウム動画
https://www.youtube.com/watch?v=WoP724x3-gg

Ya‘ssy発言Part①頭出し動画
https://www.youtube.com/watch?v=WoP724x3-gg&t=6175s

 

「神奈川新聞」

横浜市立中「全員給食」 市民から提供方式再考求める声 2022年11月14日
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-950031.html

「社説」横浜市の中学校給食 なお残る課題に対応を 2022年10月4日
https://www.kanaloco.jp/special/discourse/editorial/article-941302.html

 

Ya‘ssyツイート
https://twitter.com/loveyassy/status/1591960398710046720
現有敷地で全ての中学校に温かい完全給食が導入可能と判明 これぞ真のデータサイエンスだ

https://twitter.com/loveyassy/status/1593387203455254528
全ての横浜市立中学が現有敷地で温かい「学校調理方式」を実現可能

「デリ弁」ありきで猪突猛進の横浜市に代わってYMM横浜みらいミーティングが調査

悪評紛々な「ハマ弁」を礼賛する朝日新聞横浜総局記者の署名記事
https://withnews.jp/article/f0221116000qq000000000000000W02c10101qq000025251A

 

朝日新聞横浜総局次長の「これなら安心して勧められます」と「ハマ弁」を絶賛して「話題」を呼んだ写真入り連続ツイート9本
https://twitter.com/otaminao/status/1484375425363046404

現在は東京本社コンテンツ編成本部次長として「人権」を担当
https://www.asahi.com/comment/commentator/ota_m2.html

 

市内すべての小中学校に管理栄養士の資格を有する栄養教諭を配置し、各校毎に独自の献立を提供、
保護者からの申告に基づき、11種類のアレルギー食材にも個別対応する芦屋市。
「子育てしたいまち 次世代を共に育むまちヨコハマ」との彼我の違いを述べる

「田中康夫の新ニッポン論」Vol.107「絵に描いた餅」

https://tanakayasuo.me/archives/33872
https://tanakayasuo.me/wp-content/uploads/2022/09/78479b7d69a839120c81be6ce99258f1.pdf

畏友・白羽弥仁(しらは・みつひと)監督「あしやのきゅうしょく」へのリンク付き

 

Ya‘ssyが名誉村民のパリ郊外プレシー・シュル・マルヌ村の画期的な給食堂を扱った

「田中康夫の新ニッポン論」Vol.97「帰納法 弁証法」

https://tanakayasuo.me/archives/30807
https://tanakayasuo.me/wp-content/uploads/2021/10/d54dc73c89d3bcadb2ef0103c4e18013.pdf

 

「サンデー毎日」連載「ささやかだけど、たしかなこと。」第3回の冒頭で、信州・長野県知事時代に導入した「地域食材の日」を解説しています。

http://www.nippon-dream.com/?p=14791
http://www.nippon-dream.com/wp-content/uploads/20150728104837.pdf

 

「西日本新聞」

文部科学省&各都道府県教育委員会の「天下り団体」として食材購入を牛耳る「学校給食会」から脱退した福岡市。
米飯やパン、牛乳等、生産者からの直接購入で年間5500万円を削減。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/664106/

「西日本新聞」不思議な時間? 給食の現場」連載
https://www.nishinippon.co.jp/theme/school_lunch/

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